雑記

理学療法プロセスの流れは疾患を選ばない 3つの例題で解説します

皆さん、心臓リハビリってどこか特別だと思っていませんか?

循環器の領域ってなんだか難しそう。

特別なことしないといけないのでは?

でも、そんなことはありません。

今回は【理学療法プロセスの流れは疾患を選ばない】というテーマをまとめていきます。

  • 理学療法プロセスプロセスの流れは疾患を選ばない
  • 情報収集について
  • 治療プログラムについて
  • ADL拡大について
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理学療法プロセスの流れは疾患を選ばない

 

理学療法プロセスの流れは疾患を選びません。

 

これって、ある程度の経験を積んだPTであれば当然だと分かるのですが。

ぜひ、実習生や若手PTにこの記事を読んでもらいたいです。

理学療法プロセスとは、情報収集をして、そこから仮説検証を立て、検証します。

そこから問題点を見つけて治療を実施し、再評価するという一連の流れです。

大まかな流れ

情報収集(カルテ・他部門からの情報・医療面接)

評価(検査測定・ADL評価・動作観察)

統合と解釈

問題点抽出

目標設定

治療プログラムの立案と実施

再評価(効果判定)

概ねこのような構成になっていると思います。

 

ここからは3つの例題から理学療法プロセスを断片的にみていきましょう。

情報収集について

理学療法の実習生がすべき情報収集 循環器編マー君世代の理学療法士です。 認定理学療法士(循環)、心臓リハビリテーション指導士、糖尿病療養指導士の資格を生かして学生、若手PT...

THA術後患者さんの場合

医師からは術後2週間は非荷重の指示です。

その範囲でリハビリを実施してください。

このような場合、医師指示のもとに期間中は患側は非荷重での評価・治療となります。

これって、実習生でも馴染みがあってイメージしやすいと思います。

心不全患者さんの場合

血圧の上限は収縮期血圧150mmhgまでの範囲で運動してください。

この場合、リハビリ中の血圧管理をしながら収縮期血圧が150mmhgを超えない範囲でリハビリを実施しますよね。

 

このように、情報収集(今回は医学的情報)で得たものをもとに理学療法評価や治療に反映させますよね。

 

治療プログラムについて

TKA術後患者さんの場合

予定していたリハビリの内容を実施するかどうか。

炎症所見や疼痛などを総合的に判断して、

よし、これなら今日は予定していたリハビリができる!

とか、

思ったよりも今日は腫脹が残っているから予定していた内容よりも軽めにしよう!

というように、その日の評価から予定していたプログラムを検討します。

 

心不全患者さんの場合

この場合も一緒です。

心不全の特徴的な症状として下腿の浮腫があります。

心不全が良くなれば浮腫が軽減し、悪くなれば浮腫が増大します。

この観点から、その日のリハビリ時に下腿の浮腫を見て、

昨日より浮腫が軽減しているから予定していたリハビリの内容を遂行しよう

とか

下腿の浮腫が増大しているし今日は慎重に進めよう

というように、先程のTKA術後患者同様に、評価結果から治療プログラムを検討することに変わりありません。

ADL拡大について

TKA術後患者さんの場合

歩行器歩行がフリーとなった時、フリーの範囲ってどのように検討しますか?

この場合、運動機能や歩行能力を評価した上でADLの範囲って決めますよね。

例えば、膝の痛みが残っている段階なので院内ではなく棟内フリーに留めよう

とか

炎症も改善し順調な回復なので、リハビリ以外でもどんどん歩く練習をしましょう

など評価に基づいてADLを設定すると思います。

 

心不全患者さんの場合

心不全患者さんも同様です。

10m歩くと血圧が上がりすぎて心不全増悪のリスクがあるので、自室内のトイレ歩行のみ自立にします

とか

50m歩いてもバイタルは問題なく心不全も安定しているので病棟内はフリーにしますが、院内の移動は車椅子です

とか。

この場合も同じく運動機能やADLに基づいて、病棟の活動範囲などを決定しますよね。

全体像が掴めない?患者さんをもっと知ろう…これだけです。 このような相談を実習生から受けることがあります。 簡単です。 患者さんをもっと知ろう。 ...

 

今回は、3つの例題から断片的に理学療法プロセスを見てみました。

このように、理学療法プロセスの流れって疾患はあまり関係ないんです。

ただ、今まで勉強してこなかった内容が内部障害の領域には多い・・・というだけです。

あまり苦手意識を持たずに内部障害領域の患者さんにも興味を持ってもらいたいですね!

 

いかがだったでしょうか。

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