雑記

答えが欲しい?患者さんの問題点は白黒はっきり出来ません。

実習生や若手PTの皆さんへ

患者さんの問題点って考えても難しいですよね?

 

はっきりした答えが欲しいですよね?

 

白黒はっきりさせたいですよね?

 

 

諦めましょう!笑

 

全体像が掴めない?患者さんをもっと知ろう…これだけです。 このような相談を実習生から受けることがあります。 簡単です。 患者さんをもっと知ろう。 ...

 

今回は、患者さんの問題点は白黒はっきり出来ない、答えを欲しがるのは諦めましょう!という話をまとめていきます。

  • 現役PTの頭の中もはっきりしていない
  • 臨床ではどのように考える?

 

現役PTの頭の中もはっきりしていない

90歳の大腿骨頸部骨折の患者さんで考えてみましょう。

術後のリハビリが順調に進み、平行棒内で歩行練習が出来るような段階にきました。

しかし、患者さんは5mも歩けば「疲れた。もうリハビリやめたい。」とぐったりです。

 

皆さん、この患者さんの易疲労性の原因をどのように考えますか?

 

骨折受傷から手術までの臥床期間や術後〜今日までのADL低下から考えて廃用症候群が原因です!

こんな風に実習生は言いました。

なんだかもっともらしい回答です。

しかし、問題点の原因がひとつだけ!なんてことはありません。

統合と解釈 例を交えて3つのポイントを解説しますみなさんは先輩やSVにこんなこと言われたことありませんか? もしくは、 と感じたことはありませんか? ...

 

もちろん、実習生の言うように一定の臥床期間があり廃用症候群が進行しているのは事実です。

しかし、実際の患者さんはこんなシンプルに考えることはできません。

 

では、白黒はっきりできない他の要因も考えてみましょう。

  1. 90歳という高齢で術前のADLが元々低かったため、術前からの長期の廃用症候群の可能性やそもそも加齢がある。
  2. 手術による出血のため貧血傾向で、術後に輸血をした経過がある。
  3. 入院後から食事摂取量が落ち込み、低栄養状態であり点滴を毎日している。
  4. 呼吸器や循環器の既往歴がある。

※上記はあくまで例ですよ

このようなとき、易疲労性の原因を白黒はっきり出来るでしょうか。

不可能です。

 

実習生や若手PTの皆さんはこう考えたことはありませんか?

臨床経験を積めば、患者さんの問題点が綺麗さっぱり分かる

と。

残念ながら、自分はそんなことを考えていましたよ。笑

しかし、残念ながら経験年数を重ねても、患者さんの問題点をクリアカットにきれい
さっぱり分けられることはありません。

臨床ではどのように考える?

まず、答えを求めてもダメ。

問題点は白黒はっきり出来ないという事実を受け入れましょう。

臨床では、A=Bなんてことはありません。

 

では、どのようにすればいいのか?

現役PTはこのように考えています。

  • どの要因が一番問題点として可能性が高いか?
  • 優先度が高いものはどれか?
  • リハビリで改善できる可能性があるものはどれか?

このような感じです。

実際は、複数の要因が複雑に絡み合って問題が生じています。

それらを踏まえた上で問題点の優先順位を立てています。

いかがだったでしょうか。

ぜひ、臨床で悩んでいる方は参考にしてみてください。

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