雑記

統合と解釈 例を交えて3つのポイントを解説します

みなさんは先輩やSVにこんなこと言われたことありませんか?

問題点をひとつの視点ではなく、色々な視点で見てみよう。

もしくは、

自分はひとつの視点からしか問題点が見えていないな。

と感じたことはありませんか?

誰もが経験してきたことだと思います。

しかし、物事の本質の捉え方を知っていれば、統合と解釈はきっと今よりも楽にできるでしょう。

そのポイントは以下の3つです。

  • 「物事には必ず表があれば、裏がある」
  • 「異なる事象や隣接した事象を検討する」
  • 「批判的な吟味をする」
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「物事には必ず表があれば裏がある」

これは物事を考えるときの基本的な原則です。

表と裏が合わせてひとつの事象を考えるのです。

これは物事の本質を捉えるための原則ですので、表と裏をセットで考えるというマインドにしてしまいましょう。

例えば、足関節背屈制限の原因を評価した場合、

足関節背屈制限の原因は下腿三頭筋の伸張性低下である!

ここまでたどり着けるだけでも実習生の場合、良しと出来る場合もあるかもしれません。

しかし、ここで終わってしまった場合、これは表の事象しか見ていませんので50点です。

表を見たら、次は裏を見ましょう。

裏とはなにか?

つまり、下腿三頭筋の伸張性低下以外に足関節背屈制限になり得る原因を否定するということです。

例えば、

距腿関節の副運動が原因ではない!?

とか、

脛腓関節の副運動が原因ではない!?

などということを検証するのです。

これが裏をとるということです。

下腿三頭筋の伸張性低下が原因であるという真実を主張するために、他の要因を否定するのです。

そして、表と裏が合うことで100点になります。

これはひとつの視点でしか考えられないという悩みがある実習生や若手PTに不足している考え方です。

どれだけ下腿三頭筋の伸長性低下が原因だ!

と主張しても、これはひとつの側面からしか述べていませんので、非常に根拠のない主張になってしまいます。

しかし、足関節背屈制限となる他の原因を否定できれば、

下腿三頭筋の伸長性低下が原因だ!

という主張は物凄いパワーを持ちます。

 

「異なる事象や隣接した事象を検討する」

表と裏を考えるときのポイントは、異なる事象を検討する、近接の事象を検討するということです。

例えば、起立動作が出来ない原因として大腿四頭筋の筋力低下を挙げた場合、異なる事象というのは(例えば)関節可動域や感覚障害など「筋力」というキーワードと異なる事象から問題点を探ってみます。

一方、近接の事象というのは大臀筋の筋力低下など「筋力」というキーワードと近接の事象で検討してみます。

若手PTとベテランPTの違いは、表を主張するための裏をしっかり評価しているという点です。

裏を否定する手数がベテランPTは圧倒的に多いのです。

 

「批判的な吟味をする」

そして、表を見つけたときに批判的な吟味をしましょう。

みなさん、足関節背屈制限は下腿三頭筋の伸張性低下だ!となったら、そこで思考停止していませんか?

ここで重要なことは、一度自分の主張を否定してみるということです。

本当に下腿三頭筋の伸張性低下が原因なのだろうか?

他に足関節背屈制限となり得る要因はないのか?

というような感じです。

 

このように

  • 「物事には必ず表があれば、裏がある」
  • 「異なる事象や隣接した事象を検討する」
  • 「批判的な吟味をする」

これらの思考を日々繰り返すだけで、統合と解釈は間違いなく出来るようになります。

 

統合と解釈って苦手だな。

あらゆる側面から考えるのが苦手だな。

そんな風に思っている方は、一度この考え方を試してみてください。

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