雑記

2021年に登録理学療法士が新しい生涯学習制度として運用をスタート

こんにちは。

日本理学療法士協会第48回定時総会で、生涯学習制度をリニューアルし、新制度の運用が2021年4月より開始されることが発表されました。

 

詳しくは協会のホームページを参照してください。

現在、学生の方や若手理学療法士の方は必見です。

他人事ではありません。

我々の生涯学習や働き方に大きく関わってくる大事なものです。

今回は、【2021年に始まる登録理学療法士の生涯学習制度】をテーマにまとめていきます。

  • 登録理学療法士とは?
  • 生涯学習制度に思うこと
  • 認定理学療法士制度に思うこと

 

登録理学療法士とは?

日本理学療法士協会では、多様化するニーズに応えうる理学療法士を育成していくため、この度、生涯学習制度をリニューアルしました。

今まで以上に、国民に対して理学療法士という専門職の質を保証するために、「5年ごとの更新制」を取り入れることで、生涯にわたり知識・技術の維持・向上が可能となる制度設計を行いました。

理学療法士協会へ入会した理学療法士は、前期研修(座学33時間、実地研修48時間)、後期研修(座学76.5時間、実地経験6,000時間程度)を履修することで「登録理学療法士」となります。

また、「登録理学療法士」となった本会会員は、5年ごとの更新が必要となる。前期研修は無料で、後期修了は約10,000円~18,000円ほどの受講費で、e-ラーニング・対面研修を行うようです。

後期研修カリキュラムは、臨床推論(理学療法診断学や画像診断学など)、臨床疫学、領域別研修、領域研修(神経系や運動器など)、領域研修(臨床実習や臨床教育方法など)、最近の知見を予定しているようです。

現行の生涯学習制度からの切り替えや、資格の移行については2019年秋頃を目安に確定を目指す方針のようです。

 

※公式ホームページから引用し一部改定

 

生涯学習制度に思うこと

今までも【免許更新制】の議論がされてきたと思います。

個人的には【免許更新制】に賛成ですが、国民の健康や介護を担っていく職種が更新の度に人数や人材が変わってしまうのはどうかとも思います。

今回の【登録理学療法士制度】も専門職としての質を担保する狙いがあるのでしょう。

しかし、会員の登録理学療法士と非会員で診療報酬や給与に区別がないのであれば何も意味がありません。

協会の会長は、「頑張っている人が報われる制度を構築したい」と仰っていますが、果たして今回の新制度は【頑張っている人が報われる】制度になるのでしょうか。

 

 

認定理学療法士制度に思うこと

一方、認定理学療法士の取得者数も先日公表されました。

詳しくは協会のホームページをご覧ください。

 

経験年数別の取得率では10年未満や10~20年未満に比べて、20~30年未満や30年以上の取得者数が著しく少ない状況です。

つまり、ベテランの先生方にとって【認定理学療法士】にメリットがないのは明らかです。

というか、若手を含め全ての理学療法士にとって、【認定理学療法士】にメリットがないのは明白です。

診療報酬や給与に全く反映されず、現在のところただのコレクションにすぎません。

優秀な理学療法士は【認定理学療法士】をあえて更新せずに手放す人もいるでしょう。

このような状況で、若手理学療法士には積極的に認定理学療法士を取得しなさいとか、登録理学療法士制度を導入しますと言われても、会員の気持ちは協会からどんどん離れていくでしょう。

そして、本当に優秀な理学療法士は自費で開業したり協会に頼らない働き方をしていくでしょう。

優秀な人材を育て上げて確保していくためには、生涯学習制度のメリットを明確に示していく必要があると思います。

結局、しわ寄せが来るのは【今の若い人達】なのですから。

 

私自身、循環の認定理学療法士を取得しています。

しかし、認定理学療法士を取得して良かったと思えた瞬間は本当に一度もありません。

残念ながら、本当に一度もありません。

心リハ指導士や糖尿病療養指導士のような他職種の認知度もありません。

おそらく、医師はそのような制度があるなんて全く知らないのではないでしょうか。

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個人的には【5年ごとの更新】という制度そのものには賛成します。

しかし、制度そのものにメリットを提示し若い人が協会を信頼しながら取り組むことができる【新しい生涯学習制度】にしていただきたいと思います。

 

いかがだったでしょうか。

https://310-pt-base.com/dm/highblood-pressure/

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