心臓リハビリテーション

心臓リハビリ 学会に参加して思うこと【いつも感じる3つの違和感】

皆さんは心リハ学会に参加したことがありますか?

このブログを見ていただいている方の中には、心リハ学会ってなに?という方もいるかと思います。

ちょうどこの記事を更新している同時期に、2019年度の心リハ学会が大阪で開催されました。

今回は、心リハ学会ってなに?ということも含めて、【心臓リハビリの学会に参加して思うこと】をテーマにまとめていきます。

※今回の記事は少し否定的な意見を述べていきます。

 

  • 心臓リハビリテーション学会とは?
  • あなたは内科医?理学療法士?
  • あなたのリハビリがよかった?
  • あなたの運動療法がよかった?
  • 自分自身はどうか?

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心臓リハビリテーション学会とは?

心リハ学会とは、心リハを普及させ、その質を高め、国民の健康増進に寄与するために設立された医療スタッフ多職種で構成される学会です。

いつもざっくりですみません。笑

詳しくは心リハ学会の公式ホームページをご参照ください。

心リハに従事する医療スタッフがもっとも多く参加する学術大会です。

各専門職が職種別に行う学会が【世界選手権】としたら、多職種が集まる心リハ学会は【オリンピック】という感じです。

とてもメジャーな学術大会で、昨年度は約24000名の参加者がいたとか。

私も昨年の心リハ学会に参加しましたが、本当にたくさんの方が参加されていました。

過去に複数回、心リハ学会に参加したことがあるのですが、参加するたびに毎回思うことがありますので後述します。

 

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あなたは内科医?理学療法士?

私は理学療法士ですので、理学療法士の発表を聞く機会が多くあります。

一部の発表で思うことは、【この発表は理学療法士なのか?内科医なのか?】

分からなくなることがあります。

私たち、理学療法士はいつから【予後予測屋さん】になったのでしょうか。

運動療法が病気に直接的に寄与する部分があるため、そのような発表も多いのでしょうか。

しかし、理学療法プロセスを思い返してみると、【評価→介入→再評価】の流れです。

一部の発表では、評価で完結してしまい、その後の介入や再評価を見越した研究の展望になっていないものがあります。

私たちは、患者さんや利用者さんに【運動療法という手段】を用いて関わっています。

肝心の運動療法が抜けてしまっては本末転倒です。

それは内科医が行うことでは?と思ってしまうこともあるのが実情です。

 

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あなたの急性期リハビリがよかった?

自分自身を批判的に吟味しながらも、自分の行なった研究には自信を持つべきです。

しかし、現在はチーム医療が主流の時代です。

対象者の人生を考えたときに、急性期〜回復期〜生活期の長期のスパンで考える必要があります。

しかし、一部では私たちが行った急性期リハビリが良かったから患者さんが良くなった】と言わんばかりの発表も見かけます。

しかし、それは本当でしょうか。

現在の医療で急性期リハビリだけで完結することは少ないですし、むしろ完結してしまってはいけません。

対象者の人生を長期的スパンで考えたときに、私たちが行った急性期リハビリが良かったと言い切るのは、本当の意味で患者さんを見ていないのでは?と感じてしまうこともあります。

個人的には、【急性期〜回復期〜生活期をひとつのパッケージとして考え、その一部を急性期が担っているという視点】が必要かと思います。

 

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あなたの運動療法がよかった?

先ほどの内容と似ているのですが・・・。

現在は、チーム医療が主流です。

特に心臓リハビリテーションは【包括的リハビリテーション】であり、本当に多くの医療スタッフが対象者に関わります。

そんな中、理学療法士が行った運動療法が良かったから患者さんが良くなった】というような発表もあります。

これも本当でしょうか。

多くの医療スタッフが関わる中で、理学療法士もその一部を関わっているに過ぎません。

【包括的リハビリテーションの一部としての運動療法が良かった・悪かったという視点】で述べるべきではないのでしょうか。

 

ちょっとしたニュアンスかもしれないし、発表者はそこまで言い切っているつもりはないのかもしれませんが・・・。

そのように聞こえてしまう発表も一部あるかと感じます。

 

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自分自身はどうか?

最後に、自分自身はどうか?ということです。

他人にばかり、意見を言うのではなく自分は行動しているのか。

2019年現在、自分自身は2つの臨床研究を進行させており、同僚や他職種の臨床研究にも携わっています。

新たにもう1つの臨床研究も計画中です。

自分自身が行う研究は、理学療法士として、そして対象者の人生という長期スパンを考え、その一部の運動療法について検討している。

その視点を忘れずに日々研鑽していきたいと考えています。

こんな記事を書いたからには肝に銘じたいですね。

 

心リハ学会は本当に多くの発表や講演があり、とても勉強になる学会です。

心リハに興味があり、まだ学会に参加したことのない方は参加してみてください。

絶対に、自分も行動しなければと思うはずです!

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いかがだったでしょうか。

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