基礎知識

早期離床ってなに?ざっくり理解しよう

マー君世代の理学療法士です。

認定理学療法士(循環)、心臓リハビリテーション指導士、糖尿病療養指導士の資格を生かして学生、若手PT、一般の方に向けて専門的で分かりやすい情報を発信します。

今では「早期離床」は当たり前となり、リハビリ分野だけでなく医療職種全体のキーワードとなっています。

そこで、今回は早期離床の目的を簡単に理解してみましょう!!

早期離床って言葉は聞いたことあるけど、いまいち良く分かっていない・・・。

この記事を読んでざっくりと理解しましょう!!

  • 早期離床って知ってる?
  • 早期離床とは?
  • なぜ早期離床が必要?
  • キーワードは廃用症候群!
  • 寝たきりと宇宙環境の共通点
  • 安静臥床の弊害

早期離床って知ってる?

みなさん、早期離床という言葉は聞いたことがありますか?

最近の若手PTや実習生であれば、この「早期離床」というキーワードは当たり前になっていますよね。

しかし、一昔前は早期離床という概念はあまり浸透していませんでした。

早期離床とは?

どんなに元気な人でも病気を患って臥床すると体が弱くなってしまいます。

例えば、原病に対して手術をしても、臥床した状態が続くと様々な合併症が出現してしまいます。

このような状態にならないために、全身状態を考慮しながら早期から座位や立位、歩行を行うこと、またはその一連のコンセプトを早期離床と言います。

なぜ早期離床が必要? キーワードは廃用症候群!

ヒトは動物ですので、元々歩く、動くことを基本に身体の仕組みは整えられています。

そのため、何らかの理由で長期臥床になると、様々な生理学的な機序が働き、身体に変調をきたします。

その症状を「廃用症候群」と言います。

寝たきりと宇宙環境の共通点

実は、宇宙飛行士とベッドで寝ている患者さんは同じ環境に置かれています。

それは「重力に逆らって動く機会がない(少ない)」ということです。

寝たきりの弊害は、意外と宇宙飛行士の研究から見ていくと分かりやすいです。

※実際、自分も4年生の実習中は学校の教科書ではなく、宇宙飛行士に関わる廃用症候群の論文を多く読んでいました。

みなさん、宇宙飛行士が宇宙から地球に帰ってきた時のことを思い出してみてください。

頭が良くて健康で、体力のある宇宙飛行士が、地球に帰ってきた途端に、座って記者会見を行なっている様子を見たことがありませんか?

 

宇宙空間で、重力に逆らって身体を動かさなかった弊害が、立っていられないほど筋力を弱らせてしまうのです。

まさに「廃用症候群」です。

安静臥床の弊害

「廃用症候群とは?」

と学生さんに聞くと、

「筋肉が萎縮します。関節拘縮が起きます。あと・・・。」

ここまではスムーズに出てきます。

でも、それだけではないのです。

呼吸器、循環器、骨格筋、骨、消化器、精神への様々な悪影響が分かっています。

※後日、それぞれ臓器への悪影響もまとめて記事にしたいと思っていますので、是非楽しみにしていてください。

若手PTの先生や実習生の皆さんは担当患者に対して、どれだけ早期離床、廃用症候群に注意して介入していますか?

このページを読んだきっかけに早期離床、廃用症候群について興味を持ち、行動に繋げていただけると嬉しいです。

 

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